摂食障害と蘭 Eating Disorder Ran

[摂食障害×留学]Vol.1「留学前の症状」

「摂食障害×留学」というテーマでがんがんさんに連載コラムを書いていただいてます。連載の一覧はこちら

Vol.1「留学前の症状」

旦那:がんがんさん、改めましてよろしくお願いします。
現在、摂食障害と向き合いながらも留学をされているということで、その辺りを中心に聞いていきたいのですが、その前に摂食障害になった時期とキッカケを教えていただいてもよろしいでしょうか?

がんがん:こちらこそよろしくお願いします。
摂食障害になったのは大学に入学してすぐだったと思います。それまで受験で増えていった体重が自然に少しずつ減っていったことに味を占め、ダイエットを始めました。自分をとことん追い込みがちな性格が災いして冬頃には完全に拒食状態になり、このころからカウンセリングに通うようになりました。その後2年生にあがるころに過食に転じ、今に至ります。

旦那:カウンセリングに抵抗を持つ方が多いですが、その点は問題なかったですか?カウンセリングの効果はありましたか?

がんがん:当時はどんどん悪化していく拒食の症状、例えば頭では分かってはいるのだけど食べられなかったり、低い体脂肪であるがゆえにものすごい寒かったこととか、後はとにかくあらゆるものにイライラしたりしていたと記憶していますが、そういったものは私自身ではどうにもできない、また両親も精神疾患などに対してタブーに近いかなりのネガティブイメージを持っている為、カウンセリングに行くことに対しては全く抵抗がありませんでした。むしろ藁にもすがる勢いに近かったと思います。

カウンセリングの効果自体は正直あまりありませんでした。しかし、プロから一般的に摂食障害がどの様な傾向を持つ人がなりやすいかなどの知識を教えて頂いたり、具体的に何kgになったら入院しなくてはいけないなど現在の症状に客観的に対処してくれる方がいたという事は当時摂食障害で視野が狭くなっていた私にとって暴走を止めるある種の「命綱」だったのではと思っています。

また、カウンセリングの際、自分のことを正直に打ち明けようと努力したことやその時受けたフィードバックは当時はあまり理解できなかったのですが、後々、特に留学に来てからその当時を思い出したときに、自分の事を理解する上での手がかりになってるなと最近感じています。

旦那:嘔吐をやったことがないようですが、嘔吐をしようと考えたことはありませんか?

がんがん:過食に転じた当時は嘔吐を試みたのですが、吐けない体質であるようで諦めました。

旦那:拒食から過食に変わった経緯を教えてください。

がんがん:カウンセリングを始めて3か月目のころに大学が春休みに入りました、寒くて仕方がなかったので家に引きこもっていました。暇で暇で仕方がなく、そのうえリビングにはお菓子やパンなどがたくさんあり、ずっとそれらが頭から離れない状況でしばらく葛藤していました。
結局その後葛藤に負けて食べ始めたら止まらなくなり、今度は食べることが唯一の快感のように感じられ、過食症に突入したというのが経緯です。
日常生活に支障をきたすような(学校をサボリがちになる)ひどい過食の症状はその後半年ほど続きます。

(留学などに関するご質問・ご相談はコメント欄で受け付けていますので、お気軽にメッセージください。)

執筆者

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名前・・・がんがん

1995年生まれの女、留学中の大学生です。
大学1年でダイエットが引き金となり拒食になる。半年の拒食の後に過食に転じ、現在も過食と格闘しています。

欧米圏ではない留学、非嘔吐過食という摂食障害のマイノリティーに関する情報はネット上では少ないというフラストレーションから、「摂食障害×留学」という備忘録も兼ねた連載を書かせていただいています。

残り少ない留学生活ですが、節目節目で更新していこうと考えています。感想・ご質問もお待ちしています。また、私だけでなく他の方の「摂食障害×留学」もシェア出来たらと思っています。よろしくお願いします。詳細はこちら

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はじめまして。蘭と言います。1983年生まれ、現在は旦那さんと娘と息子の4人家族で神戸に住んでいます。その前までは、5年の過食嘔吐、嘔吐を辞めて完治するまで9年。全部で14年かけて摂食障害を克服しました。このサイトでは、皆の摂食障害体験を共有するアンケート、摂食障害経験者によるコラム、自由に書き込める摂食障害のための掲示板を管理しています。