摂食障害と蘭 Eating Disorder Ran

(6)蘭の摂食障害きっかけから克服までの過程動画

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(文字起こしはのりぴよさんによってまとめられました。)

(旦那)どうもどうも

(蘭)どうもどうも

(旦那)続きです

(蘭)あ、はい。克服過程の続き。

(旦那)はい、どこまで行きましたか?

(蘭)給食入って、まあ一日の流れのパターンみたいな。
何食べて、どういう生活を送ってたかっていう。
で、その中で、強制的に職場の人と食事とかいかなあかん。

(旦那)うん。

(蘭)で、断ることは出来るねんけど、そこはあえて断らへんかったわけよ。
だからってみんなと同じものを食べてたわけでもなく、自分が食べれる範囲で食べててんけど。
そういうことができてたってのは周りの人が理解してくれてたっていうのもあんねんけど。

(旦那)うん

(蘭)それもあるし、まあ自分が無理しないっていうのを守ってたかな。
自分のやり方でやるっていう頑固な部分があったから。
まあ、みんな優しい部分があって…心の中でどう思ってたかは分からへんけど、合わせてくれたわけよ。

(旦那)うん

(蘭)でも、そういうふうにいってたのは、良い部分が…自分にとってプラスになることが多かったから。

(旦那)うん

(蘭)っていうとこで終わってんや。話が。

(旦那)うん、うん。

(蘭)で、まあ、長年おったら、給食でも…やっぱりずーっとおんなじメンバーじゃないねん。
蘭ちゃんは変わらへんけど、おんなじとこに居んねんけど。
周りが変わっていくねんやんか。

(旦那)うん

(蘭)ほなやっぱり、変わっていったら人間関係も変わってくるし。
でまあ、蘭ちゃんにとってそれは良かったわけよ。
厳しいこともあったけど。苦しいこともあったけど。

(旦那)うん

(蘭)なんやろ?ずーっとおんなじっていうのはやっぱり変化せえへんねん。
自分が変化せえへんから、なかなか頑固で。
だから周りが強制的に変わっていったら、合わせざるを得なくなってくるやん、どんどん。

(旦那)例えばどう変わっていったん?

(蘭)うーん…?どう変わっていった…。

(旦那)だから、最初の副リーダーみたいな人が厳しかった人なわけやん?
で、えー…昼飯もよそってきたり、味見もちゃんとしいって言ってきたりっていう厳しい人で、変化していったわけやん?
で、その後、人が変わっていって、どういう変化をしてったん?

(蘭)やっぱり、あのー、その人がいなくなって、ほんで、結構ユルイモードになってきたら、あのー…もちろん仕事はすんねんでちゃんと。もちろん仕事はすんねんけど、なんかもっともっとこう…なんて言うんかな?
ワイワイモード?なんか学校の休み時間的な感じの…雰囲気になってきたら、どんどん蘭ちゃんの世界も広がっていくわけ

(旦那)どゆこと?(笑)

(蘭)なんて言うんかなあ?

(旦那)楽しくなってきたってこと?

(蘭)まあ楽しくなるっていうか、今まではもう自分の生活リズムをこう…バンバンバンバンって決めてたやん。
でも、「蘭ちゃんもっと楽しいことしようよ」みたいな雰囲気って在るやん?

(旦那)うん

(蘭)だからその厳しくて優しい人っていうのは、蘭ちゃんが仕事をちゃんとして、ちゃんと食べれるようになって、真面目にしてたら…
なんやろ?なんて言うんかなあ?
真面目なこういう生活を温かく見守ってくれてた人やってんけど。
なんやろ?
次の人らは、「蘭ちゃんちょっと真面目やわ」みたいな。
「ちょっと固いわ」「ちょっと遊ぼうぜ」みたいな。
「若いねんで!」「もったいないやん、恋愛もしいや!」
「外出ようぜ」みたいな。

(旦那)あ~

(蘭)「その食生活でいいからちょっと行こうぜ」みたいな感じの雰囲気。

(旦那)なるほど。
それは蘭ちゃんにとったら、結構…しんどいパターンなんちゃうん?

(蘭)いや、それはイキナリきたんじゃないから。
徐々に徐々に…って感じやから、そんなにしんどくなかって。
ほんで、勤めてたのが学校やから、先生とかとの絡みもあるわけよ。

(旦那)ああ、教員ね。

(蘭)そうそうそう、教員との…あんまり給食室と教員ってないねんけど。
けど、蘭ちゃんは若いやん?珍しく若かってん。給食では。若い。

(旦那)うん

(蘭)で、先生らにも若い人は当然おるわけよ。

(旦那)おるなあ。

(蘭)うん、だから「合流しようぜ」みたいな。
合流っていうか「飲みに行こうぜ」みたいなセッティングをしてくれるわけよ。給食の上の人が。
その、ノリノリやから。

(旦那)へ~。うん。

(蘭)で、それで食べに行ったりとか。
もちろん食べられへんねんで?蘭ちゃんは。
食べられへんねんけど、だけど言わへんねん。別に。
私摂食障害やったからとか。

(旦那)先生らは知らんわけやんなあ?

(蘭)全く知らない。し、言いたくないし、蘭ちゃんも。

(旦那)うん。

(蘭)でも飲みに行く機会っていうか食べに行く機会っていうのが増えたわけよ。
あ、そんな週1とかじゃないで?
3ヶ月に1回とか。そんなもんやねんけど。
まあでも、そういうのやっぱ行ってたら、やっぱり自分は普通じゃないから、早く普通になりたい願望が強くなってくる。

(旦那)浮くよね

(蘭)まあ浮くっていうか、多分周りから見たら、「この人ダイエットしてんのかなあ?」とか

(旦那)え、でもその当時はそんなに痩せてるわけではなかったんやろ?

(蘭)うーん…ないねんけど、まあそんなに気にせえへんよね。人の食生活って。
そんなに深い付き合いじゃないから。

(旦那)うん。まあ宴会とか飲み会って、そこまで相手の食べるペースとか食事量っていうのは見いへんわ。

(蘭)見いへんやろ?

(旦那)見いへん。

(蘭)しかも一対一とかじゃないから。

(旦那)うん、ランチとかで一対一とかで食べるとか、3人で食べるとかなったら見るけど、アルコールとか入ってたら関係ないわ。見いへん。

(蘭)そうそう。特に男の人とかってそういうのあんま気にせえへんやん?

(旦那)うん、男の人の方が食べへんからね。逆に。

(蘭)食べへんし、女子が食べへんかっても別に気にせえへんやん?「あ、少食なんかなあ?」みたいな。

(旦那)うん、なんも思わへん。あと動きまわったりとかするしな、宴会とかになったら。
ほんならもう、関係ないもんな。

(蘭)そうそう。

(旦那)で、それに積極的に出てたわけや。

(蘭)まあそんなすごい出てたわけじゃないで?今までよりは。
その、克服の1,2年っていうのはガッチリ家におったから、それに比べたらちょっと出るようになったっていう感じ。

(旦那)どのくらいやったん?
嬉しいのが何%で、ツライのは何%くらいなん?

(蘭)まあ、60が嬉しいで、40はやっぱり自分のペースでいきたいから…あのー、そんなに夜遅くまでとかは。

(旦那)で、今振り返って思えば、ツラくても行ってよかったなっていう。

(蘭)うん。それはなんでかって言ったら、そのー…目標が、目標っていうか治したいっていう思いが強いから、頑張ろうって思うやん?
頑張ろうっていうかその、前向きになれる?

(旦那)うん

(蘭)早く普通になりたいっていうのと、なれない引け目。
普通じゃないっていう引け目を持ってたから。

(旦那)それで、あのー…まあ、1,2年の間に60kgまでアップしたわけやん?
体重が。30kgぐらいから、要するに30kgアップしたわけやん。
倍になったわけやん、体が。

(蘭)そう、そうそうそうそう。

(旦那)で、そっから、そこが…なんて言うん?頂点なわけ?

(蘭)うん

(旦那)じゃあそっから下がって行くわけやん?
克服過程っていうのは9年って言ってるやん、蘭ちゃんは。
てことは、残り7年の間でその60kgがどういう風に変化してったん?

(蘭)まあ、だから…なんでこんな太ったんやろう?って思ったん。
ほんで調べたんや。蘭ちゃん図書館行っとったから。
ほんなら、やっぱり摂食系の本とか読んどったら、やっぱり今までが痩せすぎてたやろ?
ほんなら、体は食べ物が入ってきたら、…その、非常事態やったわけよ、細い時って。

(旦那)うん

(蘭)入ってきたら、「あ、蓄えな」って思うねんて。

(旦那)うん。よく言うよな。

(蘭)バーて蓄えないと、いつまた非常事態が起こるか分からへんから。

(旦那)飢餓状態になるか分からへんからってことやな。

(蘭)そうそう。だから普通の人間っていうのは食べたものを消化してっていうサイクルがあるやん。
でも蘭ちゃんの体っていうのは非常事態やったわけやから、食べ物が入ってきたらとりあえず、ブワーッと溜めるだけ溜めなあかんって。
その、サイクルをやめて貯蓄をしだすねん。
だから一旦太るワケよ。

(旦那)うんうん。

(蘭)ほんである程度まで太ったら、そっからは、正常に戻っていったワケよ。

(旦那)それは分かったん?

(蘭)後で考えたら分かったわけよ。その時は分からへんで?

(旦那)要するに、例えば60kgまで上がるやん?

(蘭)64kgね。

(旦那)64kgまで上がって、もっと上がるんじゃないか?っていう恐怖はあるわけやん、絶対に。

(蘭)ない。無かった。

(旦那)何で無いんよ(笑)

(蘭)恐怖はないよ。だって別にあのー…なってもいいって思ってたもん。その時は。

(旦那)70kgになってもいいわけか?

(蘭)もうとりあえずその、太ってもいいっていう暗示をかけてたから。自分で。

(旦那)うん。じゃあそっから一旦太って、フェードアウトで下がっていくっていうのは知ってたん?知らずに?

(蘭)うーん、知らずにっていうか、あんまり体重のことを考えないようにしてたから。

(旦那)体重計は乗ってたん?

(蘭)それがな、そのー…給食って雇用を市役所がやってるから、アルバイトにも健康診断をしてくれるわけよ。

(旦那)体重測定あるなあ。

(蘭)そう。いやでも測らなあかんわけよ。そこで1年に1回。だから1年に1回しか測らんかってん、蘭ちゃんは。
で、64kgってなんで知ったかって言うと、蘭ちゃん生理がこおへんかったやろ?

(旦那)うん

(蘭)ほんで、やっと薬飲んで自然に生理が来るようになってんけど、不正出血をたまにしとってん。
生理じゃない時にパンツに血が付いたりしとってんや。
「なんでかなあ?」と思っててんけど、なんかやっぱり生理に関して体が乱れてるからそういうふうになるんかなと思っててんけど、
あまりにもちょっとおかしいなあと思ったから、産婦人科医にもっかい行ったわけよ。
その時に体重を計ったんや。で、64kgって知ったんや。

(旦那)じゃあもしかしたらそれ以上になってたかもしれへんな。
なってるんかもしれんな。計ってないだけであって。

(蘭)でもビックリしてん。その時は「えー!」ってビックリした。60キロ代ってすごいやん、みたいな。

(旦那)うん。でも鏡とかで見てさ、そのくらいになってるやろうっていうのは思わんかったん?

(蘭)うーん…だって鏡って自分の良い角度からしか見いへんやん。
まあ確かに体は大きくなってたし、まわりからもこう…「でかい背中やな」とか言われたこともあったし、「今はちょっと太ってんねやろなあ」っていうことは知ってたけど、だから別に?って感じ。

(旦那)うん。

(蘭)うん。
でまあ、その不正出血は子宮筋腫になっとってん。蘭ちゃん。

(旦那)というと?

(蘭)なんかポリープみたいなのができとってん。子宮に。
それはまあ内視鏡で1日手術で終わってんけど。
まあそういう、子宮にも影響が出たんか、それが原因か知らんけどな。

(旦那)摂食の人の不安の1つに、将来子供を持てるんやろうか?
っていう心配があると思うねんけど、そんなんはあったん?

(蘭)あった。それはでも、もっと後のほう。

(旦那)ふーん

(蘭)だってその時って、結婚とか恋人とかそんなん考えるアレもなかったから。

(旦那)うん。

(蘭)それはもっと後やねん。

(旦那)うん。

(蘭)そうそう。

(旦那)歯はどうやったん?

(蘭)歯は…虫歯になったなあ。

(旦那)あれなんか、嘔吐するから胃酸で歯が…弱っていくっていう。

(蘭)溶けるんやろ?
だから蘭ちゃん、むし歯になったから奥歯治療したで。いくらかは。
でもまだマシな方ちゃう?蘭ちゃん。
なんでかって言ったら、蘭ちゃんいつもハブラシしててんや、吐いた後。
だから、まあ歯のケアとかは結構しててんや、めっちゃ。
でもそれでも、虫歯になったから…

(旦那)まあ、そんなんじゃ収まらへんわなあ。

(蘭)だから、ひどいんやろなあ、きっと。

(旦那)胃酸は強いからなあ。

(蘭)うん。
で、フロスしてなかったから、その時は。

(旦那)関係あるんかな?(笑)まあむし歯やったらあるか。

(蘭)だからまあ、その子宮筋腫も生理の関係でもしかしたらそれも摂食が原因やったんかもしれへんし。なんでか分からへんけど。

(旦那)じゃあ、そのー…体重が落ちてったわけやん?

(蘭)うん、なだらかにね。すごくなだらかに。

(旦那)それはどうやって分かったん?

(蘭)やっぱ健康診断で図るし。

(旦那)一年ごとに減っていくのが分かったってこと?

(蘭)うん、そうやなあ。

(旦那)じゃあ2年目で64kgまでいったやん?その後はどんな感じで減ってったん?

(蘭)うーん…もうほんまにちょっとずつ。
58kg…56kg…とか。

(旦那)それは1年後ってこと?

(蘭)何年かかけてやな。2,3年かけて54kgくらいになったんかな?うん。

(旦那)え?最終的にはどのへんに落ち着いてんの?

(蘭)だからゆうきと出会った時が52kgやってん。

(旦那)俺と出会った時ってだいたいいつごろ?

(蘭)26歳になった時ちゃうかなあ?
…え?25歳とか26歳ぐらい。ゆうきが26歳やったんや、多分。

(旦那)ふーん

(蘭)うん。

(旦那)え、それは克服過程の何年目くらいなん?

(蘭)6年…7年目くらい。

(旦那)へ~。

(蘭)もうその時はもう、あれよね。飴ちゃんと、休日のコーラとがワンパターン。絶対。で、朝のスムージー。で、昼は給食。

(旦那)スムージーっていうか…(笑)

(蘭)どんぶりスムージーみたいな。

(旦那)うん(笑)

(蘭)スムージーやで!野菜と果物やから。

(旦那)そうやな、どんぶりなだけであって。(笑)

(蘭)うん。

(旦那)どんぶりスムージーやなあ

(蘭)それは絶対一緒やったわ。ほんで昼は給食やから毎食違うし。

(旦那)だって、俺と会った時も、どんぶりスムージーは食べてたよな。

(蘭)うん、結婚するまで食べとった。結婚っていうか妊娠するまでか。

(旦那)あのー…一緒に暮らすようになってからも食べてなかった?

(蘭)食べてない。一緒に住むようになってからは、最初は朝ごはんチャーハン作ったりしとったな。

(旦那)そうや!蘭ちゃんさあ、ずっとなんかチャーハンばっかでさあ(笑)

(蘭)やめてって言われててんや。朝からなんか、頑張っとってん。
チャーハンとみそ汁と、とか。

(旦那)俺すごい太ってったんやで、それで(笑)朝からアブラ食べてさあ
そら太るよねっていう(笑)いや、まあええけどさあ。

(蘭)やめてって言われて、で、朝は食パンになったんやな。

(旦那)だって朝なんか…その前の晩のすき焼きの残り汁で焼き飯っぽいやつ食べて(笑)めっちゃ濃いしな、あれ。

(蘭)はははは。
なんか知らんけどチャーハン作ってたな。なんでやろ?
自分が食べたかったんかなあ、妊娠のつわりかなんかで。忘れたけど。

(旦那)あー。うん。

(蘭)なんか朝からガッツリ食べてたような気がする。
まあまあ、それはおいといて。

(旦那)まあ給食のその…要するに、3年めくらいから4,5年働くわけやろ?多分。

(蘭)3年くらいかな。

(旦那)3年くらいか。その3年の間っていうのは…外食したり、メンバーが変わって…とか?

(蘭)そうそう。でも、だからって肉食べてたわけじゃなくて。
ほんまに蘭ちゃん、妊娠するまで肉・ご飯・パスタ全く食べへんかった。
あとお菓子。お菓子はもう飴ちゃんのみ。

(旦那)スナック菓子とかは食べてないと。チョコレートは?

(蘭)食べない。ほんで、その、給食の人がたまーにケーキとか買って来てくださったりするやん?
食べない。持って帰る。

(旦那)うん。で、食べないわけや。

(蘭)食べない。
ほんで、ゆうきと出会ったわけやんか。出会って…

(旦那)あのさ、あれもあったよな?
多分そのー…俺と出会ってからも、給食では働いてたやん?結婚するまで働いてたわけやん?

(蘭)うん

(旦那)それまでなんかあのー…運動の縛りとかもあったやん。

(蘭)それはだから、あのー、蘭ちゃんは学校行くのに片道40分やん?ほんで働くやん?
ほんで帰ってまた40分かけて帰るやん?ほんで次買いもん行くやん?それが片道20分やから合計40分歩くわけよ。
だから、1日に2回歩きに行くっていうことやん?

(旦那)うん、40分×3やな。120分歩いてるってことになるな。

(蘭)だからその40分…片道、仕事終わって40分かけて帰るねんけど、たまに給食の人が「送ってあげるよ」って、友だちになった人が言ってくれるねんけど。
「いいです!」って断ってたんや。「歩きたいんで」って。

(旦那)え、それは「私は運動の縛りがあるんで」っていう風に言うん?

(蘭)そうそうそう

(旦那)え、言うんや!

(蘭)縛りっていう言い方はせえへんけど、「歩きたいから」って。

(旦那)ああ、じゃあ別に強迫的な運動があるから、とは言うわけではないんや?

(蘭)無いけど、でも知ってた。もうその人は。めっちゃ蘭ちゃんとは仲良かったから。
全部、今までのことも、こうやって録音で喋ったことも全部言ってるから知ってるわけよ。
でも、「おもろいなあ」みたいな感じで見てくれてて。
たまに「もうええやん」みたいな。「送ってあげるで」って。「もうそんなん考えんでいいやん」って言って送ってくれる事もあんねんけど、送ってくれてももっかい蘭ちゃんはそっから歩きに戻って(笑)

(旦那)はははは(笑)

(蘭)っていう時もあったし、素直に「もうええか」って思えた時もあったわけよ。

(旦那)うん。

(蘭)その「もうええか」って思えた時が大事やねん。要するに。

(旦那)うん、今思えばね。

(蘭)いや、今思えばっていうか、そういう「もうええか」の回数を増やしていくねん。
どんどん、自分の中で。「もうええか」「もうええか」「もうええか」…って。

(旦那)うん。「ま、いっか」ね。(笑)

(蘭)「ま、いっか」。「いいやん、もう歩かんで」「できたやん、蘭ちゃん」「すごいすごーい!」って自分の心の中で思うねんけど、その回数をどんどんわざと増やしていったりしていったら、克服できていくねん。どんどん。

(旦那)「ま、いっか」数やね。

(蘭)そう。「肉ちょっと食べちゃった」→「ま、いっか」→「食べれたすごーい!」(拍手)って。

(旦那)だから、俺が摂食の人を見て…ビックリはしてないけど、違うなあって思ったんが、パスタが食べられへんとか、ケーキが食べられへんとか、そういう食材ごとにっていうか料理ごとにかなり分類されてるなあ、と思って。

(蘭)それって多分、人によって細かく違うねん。自分の中のルールやから。
ほんまにめっちゃ勉強して、「これは太るからダメ」って思ってる人もおるかもしれへんで。
でも大体は自分の目分量で、想像で思ってるだけ。

(旦那)過去の情報のイメージっていうか想像で納得するかしないかの問題の話なワケやろ?

(蘭)そうそうそうそう。

(旦那)うん。過去の情報量が影響してるワケや。

(蘭)うん

(旦那)誰かの言葉に影響を受けてるわけや。
でもそれは重要なわけやろ?

(蘭)うん

(旦那)で、それが、徐々に徐々に食べれるようになっていったわけや。
パスタクリアした。ケーキクリアした。みたいな。

(蘭)ああ、蘭ちゃんは違うで。蘭ちゃんはもう妊娠してバーン!ってなったから。
それまではもう、全くパスタダメ、肉ダメ、ご飯ダメ、炭水化物はうどんだけ許す、みたいな。
で、カップラーメンもノンフライだけ許す、みたいな感じ。

(旦那)うん。給食のところでなんかいうことは他にないの?家族関係とかは?

(蘭)まあ…家族にはかなり迷惑かけたね、と思うわ。蘭ちゃんは。

(旦那)どんな感じで?

(蘭)要するに、初期の段階では…

(旦那)懺悔したらええんちゃうん?今。

(蘭)いやもう、重々していってるよ、今も。していってるねんけど。
要するに、「蘭ちゃんにすべてを掛けて」っていう感じやったから。

(旦那)うん、あるよね、そういうの。

(蘭)特にお母さんは。

(旦那)うん

(蘭)もう「蘭ちゃんのために動いてよ」みたいな。ほんで「お母さんも頑張るよ」みたいな感じやって。
もうお母さんがちょっとでも蘭ちゃんが要る食材を買ってなかったら、たとえ買い物から帰ってきた後でも「もっかい行ってきて」って言っとったから。
そんな偉そうな感じ。

(旦那)蘭ちゃんが行くんじゃなくて?

(蘭)そう。

(旦那)はははは(笑)

(蘭)「蘭ちゃんは今作ってるから、お母さんもっかい行ってきて」って。

(旦那)ああ、なるほど。

(蘭)もう、周りの姉弟はお母さんが可愛そうでたまらへんかったって言ってたからね。

(旦那)それは、あのー…克服過程の何年目くらい?

(蘭)いやもう初期の何ヶ月とか

(旦那)何ヶ月なん?

(蘭)もう「蘭ちゃんは治してあげてんだから、頑張ってよまわりは」っていうくらいの偉そうな感じ?
「頑張ってんねん、私が一番ツライんだから」みたいな。
すごい上からやって…。

(旦那)けど、それは克服過程の段階としては必要な時なんかもしれんな。

(蘭)なんかなあ、取り憑かれたみたいな感じやったで、蘭ちゃん。

(旦那)え、けど分からんでもないな。

(蘭)すっごいピリピリしてた。もう笑うことなんて無かったし、特に可哀相な犠牲を受けたんはお姉ちゃんの子供。

(旦那)なんで?(笑)

(蘭)要するに、今くらいの寧々ちゃんとかふじくんくらいやったわけよ。ちっちゃーい子やってん。
で、みんなから「可愛いね」っていう感じやん?

(旦那)うん

(蘭)もうそれが腹が立つねん。
「今わたしが大変なんだから」って。

(旦那)嫉妬したわけや。

(蘭)嫉妬してるし、もうその子らが来ることによって時間が見られるワケよ、すべて。
もう腹が立つねん、だから。

(旦那)子供ペースになるわなあ。

(蘭)そうそうそう。だからもうめっちゃ睨んだりしてたし。

(旦那)理不尽になるんや。

(蘭)理不尽に、子供に対してキツイ言葉をかけたり睨んだり、「もう早う帰ってお姉ちゃん」みたいな。

(旦那)うーん

(蘭)「もう今からご飯の時間なんだから」みたいな感じで。

(旦那)それはじゃあ、重要かもしれんな。
その蘭ちゃんの嘔吐を止めて克服するっていう中で、初期段階ではそういう風に理不尽な振る舞いをする期間があるっていうのを、周囲が理解しとく必要があるっていうことやな。

(蘭)うーん、でも多分難しいよな。

(旦那)まあ腹立つもんは腹立つけどな。そんな理不尽な…

(蘭)でも、みんなにはよく頑張ってもらったなっていう感じやねん。お母さんが骨折った時もお姉ちゃんが代わりに歩いてくれてたし、お姉ちゃんの旦那さんも歩いてくれたし。

(旦那)うん、だからあのー、そのー…埋め合わせは後でするから、その最初の初期の期間だけ、頑張ってくれみたいなそんな感じのがいいかもしれへんな。
だから必要悪やと思うねん。その部分って以外と。そんな気がするな。
でも、それがあるからこそ…

(蘭)乗り越えれたッて感じやね。

(旦那)かもしれへんな。

(蘭)やし、周囲にすごい感謝ができてる。今。蘭ちゃん。

(旦那)それは重要やな。

(蘭)やけど、めっちゃ可哀想やった。子供には。だからめっちゃごめんねって。

(旦那)子供は関係ないな、確かに。

(蘭)関係ないし、お姉ちゃんも多分辛かったと思うで。
自分の子供がそういう風にされるっていうのは。自分の身内から。

(旦那)そやなあ。強烈や思うわ。

(蘭)うん。

(旦那)だって、蘭ちゃんが我が子がそういう扱いされてみ?結構つらいで。

(蘭)うん…。もう会いたくないよね。

(旦那)行きたくないよなあ?

(蘭)そうそう。でもまあ、家が近かったから結構来てたわけよ。
ほんでしかも、飴ちゃんもあるやん?なんか食べてた時も、ちょっと欲しいからって食べたことがあってんやんか?その姪っ子が。蘭ちゃんが知らん時に。
「ちょっともらったよ一個」って後で報告されてん。お姉ちゃんに。
めっちゃ怒ってんやんか。ほんなら後でその飴ちゃんの袋3袋くらい新しいの買って、姪っ子が「ごめんね」って渡してっくれてんや。
もうごめーん!って感じやって、その時(笑)

(旦那)はははは(笑)

(蘭)そんなんいいのに!って。蘭ちゃんも怒ったあと後悔してんけど、そうやってもらったら余計に後悔して、めっちゃ蘭ちゃんヒドイことしてるやんとか思って。

(旦那)けどそれは、そのクセって今でもあるで?ちょいちょい。
そういう時は、やっぱ自分の中でキャパオーバーになって、子供に当たったり家族に当たったりして、あとで反省して後悔するっていうパターンってちょいちょいあるよな。

(蘭)うん

(旦那)例えば、蘭ちゃん今も飴ちゃんを食べてるやん?その飴ちゃんを寧々ちゃんが勝手に食べたら、怒るわけやろ?やっぱり。

(蘭)うーん…

(旦那)別の飴をあげてるやろ?あげるとしても。

(蘭)そうやな。なんなんやろな?あれは多分残ってるんやろな。

(旦那)名残りやと思う。まあ別に名残りがあるからって、克服してないっていうのは、それは関係ないから。

(蘭)まあ、心が狭いんやろな。単に蘭ちゃんは。

(旦那)まあ、癖なのか性格なのか…そういう性分を持ってるってのはあるんじゃない?
でもそれは別に悪いとは思わんけどな。ちゃんと反省する心を持ってるってのは以外と…

(蘭)まあ反省すんねんけど、反省するくらいやったら…

(旦那)学習せえへんけどな(笑)

(蘭)そうやねん、アハハ(笑)

(旦那)(笑)繰り返すからな、それがややこしいよな(笑)

(蘭)まあね。まあそんな感じやな。そこでかなり重要なポイントやと思うわ。そこの家族の協力っていうか…

(旦那)そうやな

(蘭)と、あともう一個さっき思って言いたかったんが、その、克服するって決めた時点の時って、もう蘭ちゃん携帯もないくらいリセットしたわけよ。

(旦那)携帯電話?

(蘭)携帯電話を、もう持たない。

(旦那)なんで?

(蘭)持たないっていうか、たまたまもういらんくなってんや。もうかかってこないし。
だからもう今までの周囲の人間関係を断ち切ったわけ。
親友一人おってその子とは繋がってたけど。

(旦那)うん

(蘭)とりあえず、今までの…だからもう、人生をリセットした感じ?
で、ほんまになんかこう…今までイケイケどんどんやった人が、かなり…なんやろう?田舎のなにもないようなところで暮らしてる人くらいの感じになったわけよ、蘭ちゃん。

(旦那)うん。

(蘭)それは大事やったってことやな。

(旦那)ああ~。外部からの接続を切ったことによって見た目とかを気にする必要が無くなったと。

(蘭)無くなったし、誘われることもないし、誘惑されることもないし。
あと蘭ちゃん、パソコンを持ちだしたのって、ゆうきと出会う1年くらい前やねん。
それまでパソコンも持ってなかったから、インターネットっていうことをしなかったわけ。

(旦那)うんうん

(蘭)だから、何も知らない。本屋さんでファッション雑誌見るくらい。とか、情報誌とかテレビ。

(旦那)そうやなあ

(蘭)テレビもあんまり見てなかった。ほとんど本ばっかり読んでたから。

(旦那)遅いなあ、じゃあ。

(蘭)なにが?

(旦那)持ち出すのが。恐らく。だって俺大学の時にパソコン持ってたから…

(蘭)すごいやん。ワープロくらいの時から持ってたわけやろ?

(旦那)いやいや、ワープロの時からは持ってないけど(笑)
インターネットが始まってyahooが出てきだしたくらいから持ってたと思うで。1995年。

(蘭)それは何を目的に持とうと思ったん?ゲームしたかったから持とうと思ったん?

(旦那)いや、なんか持ってたなあ。

(蘭)ふーん。家に一台あったってこと?

(旦那)あのー…家には無かったと思うわ。

(蘭)じゃあゆうきが初めて持ったってこと?

(旦那)いや、俺は寮に入ってたから、寮でパソコンを買ったんちゃうかなあ?

(蘭)あ、そっか。ふーん

(旦那)1995年、Windows95が出たくらいちゃうかなあ?

(蘭)へ~。だから蘭ちゃんは無かったわけ。インターネットが。
まあ家にはあったで、パソコンお父さんが使ってたから。
でも全然興味なかってんやんか。だからそういうのも良かったんかもしれん。
何も情報が…もちろんファッション誌みたらあんねんけど…別にそこは興味なかったし。

(旦那)まあ、インターネットってのは、もう今の時代必要不可欠やし、
スマホを持ってる時点でインターネットにアクセス出来るから、別に遮断する必要は無いと思うねんけど。

(蘭)必要ないと思うけど、でも蘭ちゃんはした方が良いと思う。

(旦那)まあ、LINEとかSNSがあるから、そういうので遮断した方がいいんかもしれへんけど。
難しいところやな。そこは。

(蘭)うーん、でもさあ、あのー…よく、また別の精神病とかってあるやん?
薬物中毒者とかオーバードーズとかさ。
そういう人らって、もう絶対ッて言うほどひどくなったらこう、隔離されるやん?病院に。

(旦那)うん

(蘭)で、なんかすごいど田舎とか行ったりして、とかするやん?
やっぱり必要やねん。多分ああいうことするっていうのは。

(旦那)難しいな。

(蘭)きっと人間ってそうしないと、リセットできないというか…
戻られへんねやなって思うで、蘭ちゃんは。

(旦那)かなあ

(蘭)うん…なかなか自分の意志で、こんなSNSとかインターネットとかいろいろテレビとかあるところにおって治すって難しいと思うねんけど、蘭ちゃん。

(旦那)うん…まあ、多分、そうやってSNSで繋がってることがでてきるってことはそこまで切羽詰まってないと思うわ。
切羽詰まってきたら友達も居らんし、あのー、関係もコミュニケーションしたいと思わん状態になっていくんちゃうかなあ?
会いたくもないし、もちろん。
会話も出来んようになってくるし。

(蘭)それってなんの…いつのときの部分?

(旦那)29kg、蘭ちゃんの。

(蘭)あ~。うん。その時は、別に誰とも…

(旦那)うん、だから接点を持ちたくない状態になるんちゃうかなあ?

(蘭)うん。

(旦那)今やったら、ネットフリックスとかhuluとかあるやん?
あれで海外ドラマとか見とったらええんちゃうかなあ、とか思うで。

(蘭)うん、見とった蘭ちゃん。TSUTAYAで大量にビデオ借りて、ずーっと見とったわ。
29kgのときとか。克服とか関係ないときやで?

(旦那)うん。だからもしさ、その時にhuluがあったらさ、すごい良かったと思わへん?

(蘭)まあね

(旦那)(笑)すごい暇つぶしできるからさあ。良いと思うねんな。

(蘭)まあ、ビデオもよお見たし、本もよお読んだわ。蘭ちゃん。

(旦那)それも必要不可欠なんかもしれへんな。

(蘭)一人の時間やろ?

(旦那)一人で消費できる…コンテンツっていうかな。

(蘭)まあ今はいっぱいあるやん。

(旦那)まあいっぱいあんねんけど。

(蘭)うん、今はいっぱいある。

(旦那)それを安価に手に入れることができるから。

(蘭)そういうのを使って引きこもる時期もあってもいいと思う。蘭ちゃん。

(旦那)引きこもんねんけど、まあ1日1回くらい散歩に出てな。うん。

(蘭)まあどこまで行った?結構進んだなあ。ゆうきと出会うとこまで行ったなあ。

(旦那)じゃあ俺と出会うとこまでで、もう話すことは無いの?給食でのメリット・デメリットとか。

(蘭)要するに、あのー…急がないことやな。
早く普通になろうと思ってもなられへんから、急がない事やと思うな、蘭ちゃん。
無理して食べたりとか、その場の雰囲気が悪くなるから頑張ってお肉食べようとか…は、しない方が良いと思うわ。
そしたら逆戻りになる確率が高い。

(旦那)それはスイッチが入るかもしれへんから?

(蘭)スイッチが入って、帰ってから「ああ、もうあかんわ」って。
バーって食べてバーって吐く確率が。
もう、食べられへんって思ったら「食べません」っていう力っていうか強い意志?

(旦那)言ってたん?それは蘭ちゃん

(蘭)言ってた。「食べないです」って。
もうそれでなんか思われても、自分が治す方が大事やから、自分を優先してた。蘭ちゃんは。
もうその人らが治してくれるワケじゃないねんから、蘭ちゃんの病気を。
だから、別にまわりに「おかしい子やなあ、空気読めよ」とか思われても…

(旦那)思われるやろうな、それは。

(蘭)思われてても、もうそこは蘭ちゃんは守ってた。絶対に。
食べれんもんは食べられへんからって。

(旦那)だから、そう思われるのは100%思われるから、誰かしらから。
だからそれと、治すことを天秤にかけなあかんって事やな。

(蘭)うん、そうそうそうそう。

(旦那)いいとこ取りは出来ひんから。
もう嫌われる人からはキッチリ嫌われるのは最初から受け止めて、望まなあかんってことやな。

(蘭)ほんでまあ、ちょっとあのー…良く言えばというか、まあ、周りの人も慣れてくんねん。そういう蘭ちゃんに。

(旦那)なるほど。うん。

(蘭)だから、最初の嫌な空気をガマンさえすれば…
まあ最初っていうか何回かガマンすれば「ああもうこの子は食べへんからな」って思ってくれるから、ちょっと楽になってくる。

(旦那)あるな。キャラクターが出来てくるな。

(蘭)そうそうそう。

(旦那)志茂田景樹も言ってたわ。

(蘭)ああ、あのピンク?

(旦那)(笑)紫の髪の毛は、一週間でみんな慣れるって。

(蘭)そうやねん。慣れんねん。

(旦那)うん。

(蘭)慣れんねん。だから、そのー…なんでも慣れると思うで、見た目でも。

(旦那)うん

(蘭)めっちゃすごい見た目の人でも、何日かおったら慣れるし、めっちゃ綺麗な人でも慣れるわけやん?

(旦那)慣れる。綺麗じゃなくなるからね。

(蘭)うん、まあ普通になっていくワケやんか。
それと一緒で、この人が食べないことに慣れてくるワケよ。
で、それが食べだしたら逆に喜んでくれるワケよ。

(旦那)うん

(蘭)蘭ちゃんが食べれるようになったら、
「すごいやーん!(拍手)」
みたいな。

(旦那)なるほどね

(蘭)それがまた嬉しいわけよ、蘭ちゃんは。うん、そんな感じ。

(旦那)ある。その慣れてくるっていうのは、あるね。あるある。

(蘭)良い事も悪い事も慣れてくるやん?

(旦那)うん、それを慣れなアカンな。

(蘭)どゆこと?

(旦那)だから周囲ってのは、慣れるから、全てにおいて。
適応していくから。それを意識できることに慣れなあかんな。

(蘭)…そうやな。

(旦那)(笑)だから、もう髪の毛とか例えば切るやん?
ほんでちょっと気になるとかあるやん?
けど、結局そんなんって一週間くらいでみんな慣れてまうから。

(蘭)そうやねん、前髪切りすぎても。

(旦那)うん、だからそれを一喜一憂せえへんぐらいにならなあかんかもしれへんな。

(蘭)ああ、だから要するに最初から慣れる努力をしろっていう事?
最初からビックリするなよっていうこと?

(旦那)思ったより周囲は見てないし、自分のことを。

(蘭)ああ、そうそうそういう風に思ってた。
だから、周囲がいくら蘭ちゃんが太ろうが、太ったって言っても…

(旦那)なんか例えば職場とかで、周りを見てみ?って。
結構変な人おるよねって。それって自分そんなに気にしてるか?っていう。
まあ下に見てる部分もあるかもしれへんけど、結局の話、慣れてるよねって。
職場にこう…すごい人もおるやん?やっぱり。
見た目もそうやし性格もそうやし…独特な人っておるやん?

(蘭)うん

(旦那)でも慣れてるやん?それはその人のキャラクターやと思うやん。
だから自分もそういう風に思われてるし、それしか居場所は無いよね。その考えしか。

(蘭)うん

(旦那)それをどれだけ認識するかや。
だから一喜一憂なんかしとっても、杞憂やな、完全に。ってことやな。
取り越し苦労ってこと。
時間の無駄やってこと。

(蘭)そうそうそう。

(旦那)ということです。じゃあ次は…

(蘭)ああ、あと、気になったこと言っていい?気になるっていうか、給食の時に蘭ちゃんが言われた事があって…。

(旦那)うん

(蘭)「蘭ちゃんって、食べる時食べ物しか見てないよね」って言われてんや。

(旦那)うんうん

(蘭)それって要するに…普通の人ってまあこう、喋りながらやったら相手の顔とか見ながら食べるやん?

(旦那)うん

(蘭)蘭ちゃんは、人が食べてるとこをまず見ないようにしてたワケよ。その克服過程の時って。

(旦那)うん。

(蘭)要するに自分が食べれるもんは限られてて、他の人は好きなもの食べてるやん?
それを見たくないっていうのがあったのと、自分が食べてるとこを見られたくないから、人の顔を見ないようにしてた。
自分に注目を浴びたくなかったから、極力目線を下にしてたわけよ。
でもそれが余計に見られてたっていうのが分かったわけ、そこで。
違和感があるって。すごい蘭ちゃんの食べ方って。

(旦那)うん。

(蘭)でもそれって蘭ちゃんは自分が見られへんようにするがためのやつやってんけど、
実は見られてたってことに「えっ」って思ったわけよ。

(旦那)うん。確かに不自然やな。

(蘭)不自然やってんて、蘭ちゃんの食べ方って。でもそれは、防御してたというか…

(旦那)だから、今でも蘭ちゃんは、あのー…まあ今は俺が言ってるからあれやけど、
盛り付けとかも、重視してなかったよね。料理の盛り付けとか。

(蘭)うん

(旦那)それは要するに、考えてないからっていうことやな。そこは。

(蘭)そうやろうなあ。美味しければいいやんとか。別にそこまで考えてなかった…

(旦那)で、自分だけ食べるってなると、もう結構…

(蘭)ぐちゃぐちゃやろ?

(旦那)あのー、犬が食べるような感じになるよな?

(蘭)あはは(笑)まあ野菜が多いからそう見えるやろうけど。

(旦那)あんなん俺は食われへんもん。

(蘭)うんうんうん。でもあんなんは人に出さんで?出さんねんけど…

(旦那)でも自分でよう食えるなあと思うわ。それは。

(蘭)うーん

(旦那)お好み焼きにしても、自分専用のお好み焼き作るにしても、あのー…ラーメンにしても、あれは写真で見たら結構グロい。

(蘭)アハハハ

(旦那)もっと言えば、自分で作って過食してる時って、あんなんをずーっと食べてるんかなと思ったりする。

(蘭)ああ、そうそう。

(旦那)で、SNSとかでたまにアップされてんねんけど、結構盛りつけこだわってない、そういうグロい食べ物になってる場合が、たまーにある。

(蘭)うんうん。要するに、あんまり見た目とか気にせえへん。
自分さえ満足したらいいっていう感じやから、そういう感じになってるんかもしれへん。

(旦那)うん。

(蘭)だから、多分給食の人らは引いてたかもしれへん。
蘭ちゃんがよそってた給食のやつって、野菜ばっかりで、しかも肉をどけて食べてたから。
こう、綺麗に肉だけがこう…ボーンって固まってて…最後。

(旦那)うん。俺もそうやけど、やっぱ一緒に食べる人の食べ方含めて料理やから。

(蘭)そう。

(旦那)食卓やから。まあいまでも、蘭ちゃんに注意したりするやん?
最初に…なんていうんかな?
ちょっともう…食べへんとか。っていうネガティブな発言とかしたらちょっと怒るやん?俺。

(蘭)うん

(旦那)それは、やっぱ食卓っていう雰囲気を潰してるから。
それは良くないよねっていう風に。
だから確かに、俺が蘭ちゃんと会ったときにランチ行った時にもそれは言った気がするわな。

(蘭)うん。言ったなあ。相手の事を考えてないよって。
自分が食べないでそれでOKじゃないよっていうことやんな?
自分が良くても相手は…美味しくないっていうか、一緒に食べてても相手が食べて無かったら…食べにくいでみたいな。

(旦那)逆に言えば、自分のことしか考えてないっていうことがよくわからんかった。
そんな状態があるんや、と思って。

(蘭)うん

(旦那)一対一で食べてたら、ランチとかでやで?
そらー、相手の事見るやろっていう風に思うからさあ。

(蘭)だから蘭ちゃん多分、その…ゆうき側に立ったことがないから。
分からへんかったんやと思うねん。

(旦那)いや、俺も蘭ちゃん側に立った事がないから、分からんかったんや。

(蘭)いやもちろんゆうきの方が正しいねんけど。
でも蘭ちゃん、その時って、「あなたは食べれるからいいじゃない」って思っててん。

(旦那)なるほどね。

(蘭)むしろ「蘭ちゃんツライよね」みたいな。
それをいいねんからいいやんみたいな。
「食べて、どうぞどうぞ」「何も思わないから」「欲しいとも思わないし、どうぞ」っていう感じやってんけど、
それが実は迷惑やったというか…

(旦那)けど、男でも、蘭ちゃんみたいに摂食とかならんでも、自分のことしか考えてない人はおる。

(蘭)うん、おるなあ。

(旦那)おる。お酒飲みの人とかでも、周りが飲むペースとかは気にせず、自分のやつさえあればOKみたいな人っておるよ。
自分の食べるものとお酒さえあれば他は関係ないみたいな。
だから、考え方の問題かもしれへん。

(蘭)だから要するに、めっちゃその考え方を変えれば、結構楽やねん、そういう人って。
それさえ与えとけば、その人はOKやねん。

(旦那)そうやな。

(蘭)だから空気を合わせんでもええねん、みたいな感じやから。

(旦那)だから、逆に俺とかはややこしいと思うわ。そう考えたら。

(蘭)ああ、だから俺とか、その他の空気合わせろ空気読めってっていう人のほうがややこしい。

(旦那)(笑)そうそうそう。
だから、例えば、あのー…蘭ちゃんの給食の人でも、イラっと来た人っていうのは、俺タイプやと思うねんな、要するに。

(蘭)いや、大半やろ。大半イラッと来ると思う。

(旦那)いや、わからん。どうやろな~。

(蘭)イラッとくるっていうか、なんか普通に過ごしてきた人って…「え?」って思うわけ。「なんで?」って。

(旦那)中には、そういう風に自分だけOKっていう人が自然とおるから。
そういう人と食事に行く、始めはそういう人と食事に行くのがいいかもしれへんな。

(蘭)うん

(旦那)し、今の時代って結構な、そのへんも変わってきてる部分あんねんけどなあ。若い子らって。
食事中もずっとスマホしか触ってみてないっていうのがあるからな。
デジタルネイティブの子らってのは。

(蘭)うん

(旦那)アメリカとかそうよね。

(蘭)かなあ?

(旦那)関係ないよね。

(蘭)人がどういう風な食事してても?

(旦那)そうそうそう

(蘭)こっちが中華で、こっちがなんやろ?

(旦那)その、食べる時間とかでも、「さあ食べましょう。スタート、ゴール」とか無いよね。

(蘭)うん。自分が好きな時に…

(旦那)好きな時に食べて、机にずーっと食材が置いてあるみたいな。
アメリカ的考え方なんかもしれへんね、蘭ちゃんは。

(蘭)…蘭ちゃん?

(旦那)(笑)

(蘭)まあ、さっきの話に戻るねんけど、そういう風に、自分なりにやってたことが逆に違和感やったっていう話。

(旦那)いやほんまになあ…まあそやねんけど、かなり和のテイストが強いかもしれへん。
そうやって「いただきます」「ごちそうさま」っていう、和のテイストが邪魔をしてる可能性があるな。

(蘭)なにを邪魔してんの?

(旦那)みんなで「さあ食べましょう」って言って、で、そういう食卓を楽しみましょうって。
で、ごちそうさまで終わりましょう、みたいな。
っていう全体主義的なんが邪魔してるよね。

(蘭)うーん

(旦那)だってアメリカって個人主義でそういうのが無いわけやん?
ピザとかでもポーンと放ったらかして「はい、食べて」みたいな。

(蘭)いただきまーす、は無いの?

(旦那)無いやろ?

(蘭)なんか、こう…それぞれがこう…

(旦那)食べたい時に食べたい人が、食べる量を食べてっていう考え方やん。
それって摂食の人からしたらすごい楽なんちゃう?

(蘭)見ないからな、自分に注目が来ないっていうのが良いよね。

(旦那)だから日本っていうこの、文化的背景がちょっとややこしくしてる可能性があるな。食文化に関しては。

(蘭)うーん…。まあいい部分もあるし。
要するにだから、摂食障害の時から、 もう人に食べてる所を見られるっていうのがすごく嫌やった。
その癖やな、多分。

(旦那)わかりました。まあアメリカはアメリカで、ジャンクフードばっかやから、過食食材に困らへんとかはあるらしいけどね。

(蘭)太るからなあ、あっち行ったら。

(旦那)安くて、ジャンクを買えるから…あのー

(蘭)量が多いねん。

(旦那)そう。だから貧乏でも過食嘔吐出来るっていう。

(蘭)だってアメリカのマクドナルドのSサイズってこれくらいやからな。

(旦那)大きいけどな。

(蘭)Lってこんなんやからな。ビックリすんで。

(旦那)スナック菓子もハンパじゃないからな。量が。

(蘭)そうそうそうそう。

(旦那)それは言ってたわ。
過食食材に困らへんって、お金なくても。
すんごい量でくるから。

(蘭)うん。安くてなあ。

はい、じゃあ次からゆうきと出会ったとこで。

(旦那)はい。さよなら~。

文字起こしライター

noripiyo

ペンネーム:のりぴよ
年齢:1989年生まれ
性別:女
好きなもの:鳥

高校の時に始めたダイエットがキッカケで拒食になり、その後→過食→過食嘔吐まで経験しました。摂食障害を抱えてた数年間はたくさん葛藤したり一喜一憂したりと色々と経験しましたが、そのいろんな経験という人生のパズルを積み重ねていくうちに、だんだん「摂食の症状に頼ろう」っていう気持ちが無くなって、24歳の頃にきっぱり摂食さんを手放しました\(^o^)/そんなかんじで一応、克服した人っていう設定です(笑)詳細はコチラ

最後に

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初めての方へ

はじめまして。蘭と言います。1983年生まれ、現在は旦那さんと娘と息子の4人家族で神戸に住んでいます。その前までは、5年の過食嘔吐、嘔吐を辞めて完治するまで9年。全部で14年かけて摂食障害を克服しました。このサイトでは、皆の摂食障害体験を共有するアンケート、摂食障害経験者によるコラム、自由に書き込める摂食障害のための掲示板を管理しています。