摂食障害と蘭 Eating Disorder Ran

[書評・評論]「母がしんどい」田房永子 著

摂食障害に関する書籍や映画などの書評・評論をむちむちさんに書いていただいてます。他の書評・評論はコチラから(時系列順)

書評

2

「母がしんどい」
田房永子
kadokawa/中経出版

1

「ママだって、人間」
河出書房新社
ほかコミックエッセイ作品

最初にこの方の著作を知ったのは、「毒母」ブーム?のなか話題になった「母がしんどい」。ジャケ買いならぬタイトル買いです。母親からの過干渉や押しつけなどに振り回される著者の生い立ちが面白おかしく描かれています。・・・いや、やっぱり面白おかしくはないかな。共感ポイントが多い人ほど、読んで苦しくなるかもしれない。

自分の境遇と重ね合わせて嫌な過去を思い出す方もいるかもしれない。でもコミックエッセイのいいところは、重めの内容でもどこかずっしり一辺倒ではないところ。ヘタウマな漫画なところも、どこかその重みを軽減させてくれている気がします。その生い立ちの影響か、著者の田房さんも吐かない過食症に苦しんだ経歴を持っています(そのへんは「呪詛抜きダイエット」という作品に詳しいです)。

でも期待が大きすぎたのか、実はこの一冊だけを読んだ時点では、ふーん、まあ、面白かったし共感もできるけど、こんなものか。。などとかなり傲慢な感想しか持ちませんでした。田房さん、ごめんなさい。

しかし!!私は甘かった。最近「ママだって、人間」を書店で見つけ、シュリンクされていなかったのをいいことに店内の椅子に座って読みだしたら・・・これが大きな声では言えませんが超面白かったのです!買う前に読み切ってしまいました。

ただし、①男性及び未成年の方には強くオススメしません。男性はパートナーに一言断ってから、未成年の方はもう少し齢を重ねてから読むことをお勧めします(半分冗談です)。②くれぐれも私の真似はしないでください、人前で読むとちょっと恥ずかしい思いをするかもしれません(笑)

私は独身未婚者ですが、既婚者、そして子供を持つママはより一層楽しめると思います(正直私には未経験のため理解できない部分が多かったのですが、にも関わらずとても面白かったのです)。蘭ちゃん含めここに繋がっている方にはママも多くいらっしゃるようなので、摂食障害関連本というにはちょっと遠いですが、これは是非!いう感じで今回紹介してみました。

こういう覆面的な場でこそ面白かった〜!と迷いなく言えるけれど、公の場で大声で言うのはちょっと憚られるかも(これは作品の内容を考えると最大の賛辞なのですが)。内容についてはここでは言及しません、コメントしにくい(書評のくせに!)のととにかく読んでみてって気持ちなので。

今回は今まででいちばん他の方の読後感想を聞いてみたいかも。ぜひご感想などお待ちしております。

執筆者

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名前:むちむち
年齢:1979年生まれ
性別:女

16歳頃から過食が始まりました。ずっと吐かない過食でしたが、2011年の暮れ頃に吐くことを覚えてしまい、そこからは毎日過食嘔吐。ひどい時は一日4〜5回食べ吐きを繰り返していましたが、現在は一日一度に落ち着いています。
私はダイエットがきっかけではなく、幼少時に受けた性虐待などが原因だと今のところ診断されています。摂食障害の他にもPTSD、うつ病、解離性障害、身体表現性障害、衝動制御障害など…色んな診断名がつけられてきました。過食が始まった頃から精神的にも不安定になり、自殺未遂を繰り返した時期もありましたが、今は短時間ながら働けるところまで快復しました。
本の虫で、とにかく数だけは読んでいるので、主に摂食障害に関する本の感想などを書くことなんかで皆さんとつながっていきたいなと思っています。よろしくお願いします!詳しくはコチラ

最後に

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初めての方へ

はじめまして。蘭と言います。

1983年生まれ、現在は旦那さんと娘と息子の4人家族で神戸に住んでいます。

その前までは、5年の過食嘔吐、嘔吐を辞めて完治するまで9年。全部で14年かけて摂食障害を克服しました。

おこがましいですが、その経験を活かし、渦中にいる方のお手伝いを旦那さんと2人でしています。

お手伝いと言っても、専門家や医師ではないので、カウンセリングや、診察など出来ませんが、その他の方法でいろいろやっています。つづきを読む。


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