摂食障害専門SNS「Eating Disorder」で投稿されたろるさんの文章を転載します。
「虫歯」とは酸で溶けた歯のことをいう
よく、子ども用絵本やテレビで描かれる虫歯のイメージイラストは歯の上に槍を持った悪魔がのっていて、その槍で突っついたところが黒くなった歯を虫歯としている。
おそらく、これは子どもに分かりやすいように。歯磨きするときにバイ菌をやっつけるぞ!とイメージしやすいように工夫されたもので、虫歯を顕微鏡でみても槍をもってせっせと働く悪魔の姿を見ることはできない。
では、なにが虫歯を作るのか。それは口の中にいる菌が、栄養である糖を分解するときに発生する酸が歯を溶かすことにある。
虫歯菌は糖を分解、酸を出し、歯を溶かす。溶かせば溶かすほど歯の中で守られていた神経は刺激にさらされるようになり、凍みたり、腫れたりしてしまう。
酸の強さはph値で比べることができる。7が中性で、数字が小さくなるほど強酸。数字が7より大きくなるとアルカリ性。
ph値が5.5を下回ると歯の表面が溶け始める。食後の糖でいっぱいの口の中は最大ph4近くになる。その値を上げて酸を弱めるために良く噛んで唾液を出したり、キシリトールガムで対策したりする。
私が何をいいたいのかって。
胃酸のph値は1から1.5。嘔吐するってことはそれを口の中にぶちまけるってこと。糖の分解だのなんだのすっ飛ばしてダイレクトアタックだってことさ。
まだ、歯が大丈夫な摂食障害の方の歯を、なんとか守れないもんかね、
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