摂食障害と蘭 Eating Disorder Ran

(3)蘭の摂食障害きっかけから克服までの過程動画 (文字起こしあり)

文字起こし

(文字起こしはのりぴよさんによってまとめられました。)

(旦那)どうもどうも。

(蘭)やほー。まあ蘭ちゃんの摂食食害の歴史の、高校1年生まで言ったと思うねんな。

(旦那)うん。

(蘭)うん。

(旦那)体重のさあ、変化というのを知りたいねんけど。

(蘭)あのなあ、中学校でそういう食べ吐きを覚えたやんか?
その時に、まあちょっとゲッソリしたんや。ゲッソリって言っても、今までピークが57とかやったんや。ヤバイ!って思ったんが。中3の最初か中2の最後くらいな。

(旦那)身長160センチやんな?

(蘭)いや158くらいやってんや。その時は。

(旦那)うんうん(笑)

(蘭)で、今も159くらいとか160くらいやけど、あんま変わらへんねんけど。
「ダイエットせな!」って思った時が、57キロとか58キロくらいやった。
その時ちょうどピアノの発表会の時やったかな?
で、パッツンパッツンの服着たんや。

(旦那)ドレスみたいなやつな?

(蘭)ドレスみたいやねんけど、すごいシックな感じの。体のボディラインが出る。
その時に「ああ、ヤバイなあ」って思ったわけ。自分で。

(旦那)その時は、過食嘔吐してた?

(蘭)してないしてない。「ダイエットしなあかんな」っていう時やったんかな?

(旦那)いつやったっけ?中2?

(蘭)中2の最後ぐらい。
で、その時が、まあ57~8キロくらいやってんけど、食べ吐きを中3の時してたやんか?下剤飲んだり。

(旦那)中3の初めから、食べ吐きをし出したんやな?

(蘭)その直前っていうかそのすぐ何ヶ月かして、夏くらい。中3の夏くらいに、53キロとかかな?5キロくらい一気に落ちたんよ。それで。
で、結構こうゲッソリしたんよ。

(旦那)だから、最初中2の終わりくらいからダイエットはじめたん?

(蘭)そう。

(旦那)中2の終わりからダイエットはじめて、数カ月後くらいに、3ヶ月後くらい?に、嘔吐に変更した?

(蘭)うん、そう。

(旦那)で、そっから、半年くらい毎日食べ吐きして、5キロくらい減ったってこと?
半年で5キロ。その時は、朝と昼は消化しててんな?夜と夜食…?

(蘭)うん、まあなんか、夜と買い食い?
まあ夜ご飯はとりあえずほとんど嘔吐やから、夜ご飯はあんまり食べてない感じになるわけよ。消化的には。
だからすごい痩せていったんよ、一気に。そんな事人生ではじめてしたから。

(旦那)5キロ痩せたってことは結構大きいな?

(蘭)おっきい。だから見た目もかなり変わったし。
ほんで、夏は結構痩せてたわけ。
ほんで、中学生活が終わり頃になってきたら、食べる量が増えてきたや、蘭ちゃん。朝昼の。

(旦那)なんで?

(蘭)多分、食べる量が増えたのかしらんけど、また太ってきたんや。
その時の食べ物が増えたかどうか分からへんけど、なんか知らんけど見た目的に太ってきたんやんか?

(旦那)ほう、ほれで?

(蘭)ほんで、また55とか56とか。それくらいやったと思うねん。高校1年生の時とか、最初ら辺。4月。

(旦那)でまた「ヤバイ」って思い出したん?

(蘭)ヤバイっていうか、多分寿司屋さんでバイトし始めて、吐くまでの時間が長すぎて消化しててんや。ちょっと。

(旦那)バイトするから?

(蘭)バイトするっていうかやっぱり帰るまでに、吐くまでに時間があったから。
多分消化してる部分が多かったわけよ。だから、ちょっと肥えてきててんや。
ほんで、どうしたんやったかな?
どっかで多分調節をし出したんや。でまた痩せてきてんや。
なんかちょっと今、かなり省いたけど。(笑)

(旦那)省いたな(笑)

(蘭)なんせでも、クビになったわけよ、寿司屋さんが。

(旦那)皿割りすぎて。

(蘭)そうそうそう。ほんで次ガソリンスタンドになったんや。
で、しかも高校の夏休みとかになったわけよ。ほんなら、昼ごはんとかも吐くようになったんやな。多分。

(旦那)おお、レベル上がった。

(蘭)レベルが、ほとんど吐くっていうか、朝ごはん以外は吐くくらいの感じになって。
でも吐いたあとも、ちょっとマクドのポテト食べてそれは消化したりしとってんや。
なんかランダムな感じ?
でもとりあえず今までよりは消化する量が減ってきたわけよ。
ほんならまたちょっと痩せてきたわけよ。
ほんでガソリンスタンドでも働いてるし…

(旦那)運動もしてるし。

(蘭)運動関係あんのか分からんねんけど。

(旦那)下剤も…

(蘭)下剤は毎日飲んでた。

(旦那)下剤は通常の量飲んでたん?ずっと。

(蘭)そうそうそう。通常の量で全然出た。

(旦那)じゃあその時は、鏡とか体重計ってのには縛られてたん?

(蘭)まあなんせすごいオシャレに敏感やったから、鏡も見るし、化粧もしてたし、ファッションチェックもしてたし。

(旦那)体重には縛られてた?

(蘭)毎日乗ってた。

(旦那)で、喜んでた?

(蘭)喜ぶっていうか、減ったら喜ぶし…って感じやな。

(旦那)その時はどこまで減らすっていう目標っていうのは?

(蘭)あーそこまで過剰じゃなかった。
それよりも、日常生活が楽しすぎて、遊んでばっかりいたんやんか。
ほんで次ガソリンスタンドでいろいろあって辞めて、次、焼き鳥屋さんで働き出したんや。

(旦那)うん。

(蘭)それが、15歳の秋。

(旦那)(笑)

(蘭)今でも覚えてんねん、それは。なんでかって言ったら…

(旦那)15歳って高2?

(蘭)高1

(旦那)高1の最後らへん?秋か。

(蘭)秋。蘭ちゃんの誕生日。9月の年に、焼き鳥屋さんで働き出して、すぐに誕生日を迎えて16歳になってんけど。
ほんで、それで、そしたら焼き鳥屋さんが賄いなワケよ。

(旦那)夜やんな?学校終わってから夜働いてたってことやんな?

(蘭)そう。学校終わって、いつも5時から始まんねんな、焼き鳥屋さんは。
オープンと同時に行ってたんや。毎日。定休日以外は。木曜日が定休日やってんけど。
だから、それはもう賄い食べて、帰りローソン行って、飼い食いしながら帰ってそのままリバースみたいな。

(旦那)それ自転車で行ってたん?

(蘭)そうそうそうそう。
高校も自転車で駅まで行ってたから。

(旦那)で、自転車で焼き鳥屋行って、賄い食べて…帰りに賄い食べんねんな?

(蘭)そうそうそうそう。

(旦那)で、食べて、帰り道でローソン寄って、カップラーメン買うん?お菓子とか買うん?

(蘭)そうそうそうそう。賄いにしても、丼ぶり鉢、でっかいうどんのあるやん?あれにご飯入れて、焼き鳥好きなん選んで乗せるやん?ほんで、焼き鳥のタレとかいろいろあるやん?ゴマドレシングみたいな。ああいうのかけて…

(旦那)ゴマドレシングかけんの?(笑)

(蘭)いやなんかあんねや。ゴマドレシングみたいなチキンチーズっていう種類のソースがあんねんけど、ああいうカロリータップリのやつかけて。
で、しかも、尚更6本くらい串を食べるわけよ。

(旦那)それ結構ガッツリ系の男子くらい食べるってこと?

(蘭)ああ、もうすごい食べる。そんなんありえへんやろみたいなくらい食べるねやんか。

(旦那)それ他の人は「うん?」って思わへんの?

(蘭)いないねん。他の人なんか。蘭ちゃんしかおらんかったから、亭主と。

(旦那)ほんで、それ食べて、結構お腹膨れるやん?

(蘭)膨れるやん?

(旦那)で、さらにローソンでお菓子とか買って…

(蘭)そう。仕上げをいくねん。

(旦那)アイスとか買うん?

(蘭)アイスはちょっと難しかったな、帰りながらやったから。
でも水もんがいるから、吐くには。ラーメンの汁とラーメン食べて、コロッケ食べて…
あと、ケーキ屋さんが焼き鳥屋さんの近くにあったんやんか。そこでケーキとか焼き菓子とかも買って、バーって食べて。

(旦那)それをどこで食べたん?

(蘭)帰りながら。

(旦那)自転車は?

(蘭)漕ぎながら。漕ぎながらっていうか押しながらやけど。

(旦那)なんか前にカゴがつい取ってみたいな感じ?カゴの中にいっぱいお菓子が入ってるわけ?

(蘭)カバンとお菓子入れて。

(旦那)で押しながらそこのカゴからパッパッパって食べて?

(蘭)そうそうそう押しながらみたいな。

(旦那)ラーメンは?

(蘭)ラーメンもこう、押しながらみたいな。すごい器用なことしてたんよ。

(旦那)じゃあ、ゆっくり帰ってたんや?

(蘭)そうそうゆっくり帰ってた。だからだいたい10時位に家帰っとったんや。

(旦那)でもさ、途中でさ、誰か知り合いに会うとかっていう恐れはなかったん?

(蘭)ないない。

(旦那)なんでなん?

(蘭)会わない道を通ってたから、ワザと。車道を通っててん。

(旦那)それ結構危ないなあ。

(蘭)うん。まあ一応あるけど。歩く所は。

(旦那)でも女子が夜そういう…

(蘭)いや、人しか通らない道のほうが危なかってんやそこは。
だからワザと車道通ってたっていうのもあんねんな、危ないから。
でも、とりあえずそういう事で友達に会うことは無かってんけど、目撃はされたことあんねん。
「蘭ちゃんカップラーメン食べながら歩いてたね」みたいな(笑)

(旦那)ハハハハ(笑)

(蘭)知ってる服屋の人に見られたりして。
まあそれは別に「ヤンチャやな」ッて感じで言われた感じで。まさかそんな過食嘔吐の過食をしてるとは分かってないと思うねんけど。

(旦那)で、その量は家につくまでに全部食べるわけやろ?
調整してたんや?ゆっくり帰りながら早く食べてるってことやろ?

(蘭)そう。まあ帰るのに、だいたい普通に帰っても15分はかかんねんやんか。
だから15分でいけんねん。バーって食べて。

(旦那)ゴミは?

(蘭)だから前言ったやん。持って帰って次の日に捨てたりとか。捨てれるとこがあれば捨てたりとか。

(旦那)持って帰って次の日に捨てるってことやんな?それで?

(蘭)ほんでー…まあ、ほんで焼き鳥屋さん行ってて…

(旦那)でもそれで朝と昼はまだ消化してるワケやん?その時って。昼飯はどうしてたん?

(蘭)いや、その時もうすでに、焼き鳥屋さんいく前の夏休みの時点で、昼を吐くっていうことを覚えてるやん?
だから夏休み明けから昼もあんまり受け付けんようになったんや。
消化するんが嫌になってきたんや。
だからもう、ほとんど学校とか、病院行く時とかに吐いてたわけよ。

(旦那)ああだからご飯食べても吐いてたん?学校で?

(蘭)昼、夜、吐いてたんは。

(旦那)学校で吐いてた?じゃあ。

(蘭)駅とか、学校とか。

(旦那)駅?!

(蘭)うん、電車乗るから。高校の時って。

(旦那)え、じゃあ帰りに吐いてたってこと?バイト前に?

(蘭)そう!
だから、学校終わるやんか?ほんならちょっとバイトまでに時間があんねん。5時までに。
ほんなら友達とマクドとかロッテリアとかよう行っとったんやんか。
その時にウワーって食べて、吐く。
だから昼ごはんを食べてなかってんや、もう高校で。
食べてる時もあったけど、食べてる時も吐いてたから、だから3回吐いたり2回吐いたりやけど。
要するにまあロッテリアで吐いたりマクドでも吐いたりしてたわけ。

(旦那)だから、昼ごはん食べたら、学校でな。そしたら学校で吐くん?

(蘭)うん。

(旦那)トイレで?

(蘭)そう。

(旦那)授業中に?

(蘭)いや昼休み中に。

(旦那)昼休み中に吐けるん?人おるやん?

(蘭)まあ食堂のトイレとかで。でもあんまり無かった。
ほとんど、もう早退して吐いたりとかしてたな。

(旦那)じゃあ食べてないん?

(蘭)食べなかったな。だからお弁当あげたりしてたんかもしれんな。
あんまり記憶が曖昧やねんけど。

(旦那)で、3時くらいに帰るやん。

(蘭)終わるやんか?ほんで4時くらいに駅に着くわけやんか?ほんでそっから友達マクド行ってバーって食べて…

(旦那)え、それ友達は食べんの?

(蘭)まあ、ポテトとか普通に食べるやん?でも蘭ちゃんは食べる量が2倍3倍多いから、

(旦那)過食嘔吐してるのは知ってる人?

(蘭)知ってる知ってる。

(旦那)へー、じゃあ、「ちょっとトイレ行ってくるわ」みたいな?

(蘭)うん、そうそうそうそうそう。
ほんで、行って終わった後にお腹すくねん、やっぱり。全部吐いてもうたら。

(旦那)あ、お腹すくんアレって。

(蘭)うん、空くねんな。空っぽになるから。

(旦那)グーってお腹なんの?

(蘭)いや、そんなんじゃない。満たされへんっていうか、なんか食べ寂しいみたいな。

(旦那)また食べたくなるん?

(蘭)食べたくなんねんけど、もう1回空っぽになったって自分では思ってるから。
分からんで?体ン中どうなってるかは。
バイトをせなあかんやん?だからその前に、お菓子一袋と、ダイエットコーラを持って、バイト先に行ってたわけ。いっつも。
で、それで4時半位に着いて、5時に始まるまでに食べとってんや。

(旦那)それは消化する?

(蘭)それは消化すんねん。ちゃんと。

(旦那)え、それはバイトで働くためのエネルギーみたいな感じで食べてたん?

(蘭)てか「良いやろ」って思っとってん。別に昼消化してないからちょっとくらいお菓子食べてもいいやろって。
自分の中のなんかアレを作ってたんや。なんかルールじゃないけど。いつものパターンみたいな。

(旦那)それさ、マクドで過食嘔吐をする前に、それで収めたらいいんじゃないん?
ポテトとペプシで。なんで一旦過食嘔吐を入れてから、そっちにいくん?
ポテトとコーラ…

(蘭)やっぱ食べたいんやろな。食べたい欲求がすごいあった。
だから執着してたんやと思うねんや。食べたいのをガマンしないタイプやったから。

(旦那)その時は、授業中とかって食のことを考えてたってこと?

(蘭)あ、授業中とかはなんにも考えてない。

(旦那)ほんま?じゃあもう100%…あのー、マクドなり行って、食べて吐くっていうのは決定事項なんや?

(蘭)いや、いつもマクド行くわけじゃないねんやんか?

(旦那)でもどっか行くわけやん?

(蘭)どっか行って、別にその時その時によるやん。友達が毎日付き合ってくれるわけでもないし。だから吐かない時もあるしな。吐かないっていうか、マクド行かんともうそのまま、お菓子とジュースを持ってバイト先に行く。

(旦那)めっちゃお腹空いてるやん。

(蘭)うんまぁでも、それはお菓子食べれるから。結局は一緒の事や。

(旦那)あのー、じゃあ焼き鳥食べて、で、帰りながら食べて、家で風呂場で吐くっていうのは、それは決定事項なん?

(蘭)決定事項。

(旦那)ハハ(笑)

(蘭)毎日のようにしてた。

(旦那)いや別に、それが決定事項やから食に振り回されることは無いわけやん?ということは。

(蘭)ああ、ない。だから蘭ちゃんが頭の中で食事のこといっぱいとか色々あったのは克服過程の時やねん。

(旦那)だから嘔吐してる時は、決定事項やからそういう事考えて無かったってことやな。

(蘭)考えてないし、そのカロリーとか何にも考えてないよ。全然。

(旦那)食べたいもの食べて吐いてた。

(蘭)うん、そうそうそうそう。

(旦那)じゃあその友達おるやん?友達は嫌な顔はしてなかったん?

(蘭)いや分からへん。してないと自分は思ってた。そこまで考える余裕は無かった蘭ちゃんは。

(旦那)てことは、そこまでやってたら、体重下がってくるんちゃうん?

(蘭)うん、まあ徐々に下がってきて、ほんで高1やろ?それで。
で、それが9月の事やん。焼き鳥屋が始まって…ずっと働いてて、
ほんで高2になって、高2の夏や。48キロになったんや。

(旦那)159センチで?

(蘭)そうそうそう。
そこの48くらいになった時に、すごいモテ出したんやんか。
モテ出したっていうか、蘭ちゃんが行動範囲が広なったっていう感じで。

(旦那)どゆこと?

(蘭)友達ともっともっとこう色んなとこ行きだしたり、そのもう夜中遊んだりとかし出したワケよ。
ほんで、出会いも多くなるわけやん?でまあ、モテ出して、で、嬉しいやん?嬉しいっていうか、自信がついてくるワケよ。自分の見た目に。
で、もっともっと見た目にこだわりだして、ほんで雑誌も読んでたし、色々ギャル雑誌とか。
ほんでどんどんどんどん48キロになって、でもそれもまたずーっと48キロ~50キロずーっと維持しとってんやんか。

(旦那)え?なんで維持してたん?

(蘭)維持してたっていうか、まあ、同じパターンやから。生活パターンが。
やっぱ朝消化して、みたいな。で、適度にポテト食べたりとか、それも消化してお菓子を消化してみたいな。
で、ずーっと高3…いや、高3になる前の高2の冬に、そこの女子校辞めてんや、蘭ちゃん。

(旦那)なんでなん?

(蘭)まあ嫌やったから。自主退学みたいな。ちょっとトラブルがあって。

(旦那)うん。

(蘭)で、まあそれはどうしても高校は卒業して欲しいって言われたから。

(旦那)親から?

(蘭)そうそう。通信の高校に行くことになって。
ほんならめっちゃ自由になったわけよ。

(旦那)まあ通信やからな。

(蘭)そう。あの、縛られることが無くなったわけ。
で、蘭ちゃん仕事が好きやったから。

(旦那)焼き鳥?

(蘭)いや、まあ焼き鳥もそうやし、働いてお金を稼ぐことが好きやったから、もっと仕事できるやんっていう感じで。

(旦那)ああ、時間空いたから、昼間。

(蘭)そうそうそう。
で、もっと時給が欲しかったワケよ。

(旦那)お金が欲しかった?

(蘭)お金が欲しい。で、何があるよ?蘭ちゃん飲まれへんし、そんな水商売もできひんやん?ほなパチンコ屋?で…

(旦那)時給高いな。

(蘭)時給高い。まあ今はもう時効になると思うねんけど、17才で偽って働いたわけよ。
ほんまは18才やねんけど、働ける年齢は。でも17才やったのにパチンコ屋で働いた。
で、焼き鳥と掛け持ちし出したんよ。焼き鳥は夜、朝はパチンコ。
で、学校は行くときはある、週に何回か以下なあかんねん学校は。通信でも行かなあかんかってんやんか、授業受けに。
でもそんな毎日じゃないし、2時間だけとか。3時間だけとか。テストだけとかそんなんやったんや、チョロチョロチョロチョロ。

(旦那)で、そん時の、食べ吐きスタイルってどんなんやったん?

(蘭)朝は食べて他は全部吐くって感じやな。

(旦那)どうやって?

(蘭)あ、違うわ。朝は食べるやん?ほんで出勤するやんかパチンコ屋に。
ほんで、昼はお菓子食べとってん。一袋。
バイト先でお菓子一袋と、あとはもうダイエットペプシで全部紛らわしとってんやんか。
吐かんかったんやだから、その時は。

(旦那)パチンコ屋では吐いてないん?

(蘭)吐いてない。で、夜だけ吐いてた。

(旦那)焼き鳥屋コース?それ結構しんどいんちゃうん?

(蘭)うん、夜っていうか、やっぱ夕方で…ていうかもう時間が無かってんや。
パチンコ終わって焼き鳥屋行くまでに時間がないから、そういう事をする時間がないねんもう。だから夜だけ。
でもやっぱりな、疲れてくんねや。

(旦那)しんどいな。

(蘭)ていうか、まあそのパチンコ屋で恋愛をして。もうそんな夜とか働くのが嫌になったんや。一緒におりたいから。だから辞めたんや。焼き鳥屋を。

(旦那)パチンコ一本になったん?

(蘭)そうそう。ほんでその人は、近くに寮があったから、そこの勤めてる。
そこに入り浸る感じになったわけね。夕方は。
だからその人は夜も仕事があったりとかあるやん?早番遅番とか。
でも蘭ちゃんはそこにおり浸りやねんな。ご飯作ったりとか。
で、そこで過食嘔吐するようになったんや。

(旦那)誰もおらんからな。

(蘭)そうそうそうそう。だからその人にも最初はバレて無かったんや。全然。

(旦那)え、過食食材をコンビニかなんかで買ってきて、で、寮で食べて、寮のトイレで吐いてたってこと?

(蘭)そうそうそうそう。

(旦那)で、その寮のトイレって共同なん?

(蘭)いや違う。寮っていうか、1つのアパートを借りられとったから寮じゃないねんけど。

(旦那)まあワンルームってことやな。

(蘭)そうそうそうそう。で、そこでまあ、バレてなかってんな。
ほんで、蘭ちゃん、ほとんど過食嘔吐する時って全裸に近いねんな。誰もおらんかったら。汚れるから。
汚れてほんでもうその人のとこやったらお風呂もあるから…

(旦那)ちょ、正確に言って。全裸ってどんなん?

(蘭)もうほとんど…

(旦那)下着は着てたん?

(蘭)もう着てない。ほとんど着てない状態で、もう自由やったわけよ。誰もおらんかったから。

(旦那)ちょっとどれだけ着てたん?

(蘭)いや全く着てない時もあれば、パンツ一丁の時もあるし、ブラジャーとパンツだけの時とかもあるし。
で、そのままお風呂入っとったわけ、蘭ちゃん。
吐いたらキレイにしたいから、すべてを。バレたくないからな。
でも蘭ちゃんが裸でおるときに1回帰ってきた事があんねやんか、なんかを取りに。
その時はすごい焦ったというか、「何してんの?」みたいな感じやったんや(笑)
まぁその時は急遽ごまかしたけど、結局ずっといたらバレたワケよ。

(旦那)なんでバレたん?

(蘭)言ったんやろな、蘭ちゃんがもう。
一緒にいたら、やっぱり融通がきかんようなってくるやん。自分の計画通りに。
だからもう面倒臭いから言ったんや。「太りたくないからそういう事してんねん」って。
ほなら「辞めときいや」って言うやんか?でもそこまで怒ることもなく、すごい優しいから、蘭ちゃんのやりたいようにやらしてくれたわけよ。

(旦那)うんうん。

(蘭)いや、最初はどうしたらいいの俺は?みたいな感じやったけど、もう蘭ちゃんは放っといてって感じやってんや。ほんでそれをそのまま言って、ほんならほんまに放っといてくれて容認してくれたワケよ。蘭ちゃんがしてることを。
で、どんどんどんどん痩せていって、ほんでもうガリガリになっていったんや。
それが高3の…えーと、生理が止まったんは今でも覚えてんねんけど、それが自分の誕生日に近い時ぐらいの時やねん。

(旦那)高3の?

(蘭)高3の9月くらい。

(旦那)体重はどのくらいやったん?

(蘭)40キロを切った時に止まったんや。

(旦那)40キロ切ったってことは、結構低いな。

(蘭)39キロくらいになってんや、高3の自分の誕生日くらいの時に。

(旦那)もうガイコツちゃう?そこまでいったら。

(蘭)いや、まだそんな。でも痩せたなあ~みたいな。感じやってんや。他から見たら。「えー、どうしたん?」みたいな。その時ちょうど兄弟の結構式とかあって、親戚とかと会うやん?ほんなら「えー!?」みたいな顔されるくらい。

(旦那)病的に…

(蘭)病的やったんちゃう?周りから見ればね。
でも蘭ちゃんは、別に普通やったわけ。
まぁまあ良いよね、いい感じ、みたいな。生理止まったけど、まぁいっかみたいな。

(旦那)え?その付き合ってた彼氏はなんか言ってこんかったん?その時も。

(蘭)いや言わへんなあ。言わへんねやんか。
ほんでずーっと居て、どんどんどんどん痩せて行って、もう朝ごはんとかも食べんようになってきたわけよ。

(旦那)ちょっとその辺からおかしなってきた?

(蘭)もうおかしなってきた。もうなんやろ?ほとんど食べない。
食べないっていうか食べるけど、消化しない。ほんならもうかなり早く痩せていったんやんか。
だからもうその9月からもう40キロやんか?40キロの9月から…1月か2月の時にはもう28、29とか、30キロくらい?10キロ位すぐ痩せたワケよ。
でも蘭ちゃんその間ずっと、めっちゃ活動的やってんやんか。
ずっと働いて、車の教習所行って、ってすごい動いてたんやんか。

(旦那)まあでも、パチンコ屋だけやろ?行ってたんは。

(蘭)いや、もう辞めた。とっくに辞めた。パチンコ屋はもう3ヶ月くらいで辞めてん。

(旦那)じゃあ何してたん?

(蘭)梅田とかいったりして働いとったな。

(旦那)あー、違う仕事してたん?

(蘭)違う仕事したりして、もうなんかあのー、ちゃうなあッて思って。パチンコ屋で働くんは。

(旦那)私もっとイケてるとこで働きたいっていうこと?

(蘭)まあそんなんとか、なんやろ?

(旦那)都会に出たいと、そんな感じやったん?

(蘭)そうそう、もっとお金が欲しいみたいな感じやったんかな。

(旦那)もっとお金欲しいんやったらパチンコ屋でいいんちゃうん?出会いが欲しかったん?

(蘭)出会いというか、なんかやっぱ大阪の方とかのほうが稼ぎがいいねやんか。テレアポとか色々。で、もう辞めて、辞めたけどその人とは付き合ってたから、毎日そこには行ってたワケよ。で、そこで食べ吐きしとってんよ、やっぱり。
一番そこでするのが楽やから。家やし。
ほんでまあ、めっちゃ痩せていって、ほんで…

(旦那)なんか言われたりせんかったん?トイレ臭いとか。

(蘭)言われへん。ユニットバスやったから。

(旦那)あー、風呂ごと洗えたん。

(蘭)もう全部キレイに洗えたから、シャワーでお風呂もトイレも。
しかも寮やから、寮っていうか会社がやってるとこやから、電気代とか全部払ってくれるねんな?
だからそんなん気にする必要が無かったわけよ。
ほんで、なんやろ?痩せていって…ほんでまあ3月頃には30キロくらいになっとって…

(旦那)高3の3月?

(蘭)そうそう。もう卒業するとき、高校を。もうだから卒業写真なんかもうこんなんなってんねや。

(旦那)で、それが一番底辺?体重の。

(蘭)そう。28。
で、もうガリッガリ。ガリガリやって、その頃に、ポートピアランドかなんか行って、

(旦那)ポートピアランド?

(蘭)え?エキスポランドや。行って、ジェットコースター乗って、フラフラになったんやんか。
それはその時に付き合ってた人と行ってんけど、その帰りに、うちの家にその人が送りに来たんや。
その時に、なんか話し込んでたわ、うちの母親と。何をしてたんか知らん。
もう蘭ちゃんしんどくて、倒れとったんや。倒れてるっていうか、もう寝込んでたんやんか。
ほんでなんか、何を話したんかしらんけど、帰って行って…

(旦那)まあとりあえずその、そんなガリガリの状態でジェットコースター乗ったら、体バラバラになるよっていうこと?(笑)

(蘭)もうなんかな、あのー、あるやん?ホネホネロックみたいな、ボーンって叩かれたらバラーってなる。で、また戻るみたいな。

(旦那)ある。(笑)ホラーマンみたいな。

(蘭)あんなホラーマンみたいになったわけよ、蘭ちゃんもう自分の体が全部割れたんかっていうくらい、エライことなって(笑)

(旦那)で、そのまま家帰ったから寝込んで…

(蘭)寝込んで、もうしんどいってなって…

(旦那)そらー、心配するわな、親は。

(蘭)その頃って、もう蘭ちゃん拒食やってん。吐いてなかってんや、ほとんど。

(旦那)食べてなかったん?

(蘭)食べてなくて、ほんで、あのー、その彼も仕事を辞めて、拠点を神戸やったか大阪やったか忘れてんけど、まあ神戸に変えて、もともと神戸の人やってその人は、実家に帰って…実家に帰ったんかどうか分からへんけど仕事を変えて、もう遠距離になっててんやんか。
んで蘭ちゃんもう、どっちでも良かってん。その人とは。
だからその、自分が仕事辞めて向こうに行くけど?って言われた時に、蘭ちゃんは止めなかったから、その人は行ってもうてんけど。
ほんまは止めて欲しかったみたいやねんけど、蘭ちゃんもうどうでも良かったから、もういいっていう…

(旦那)なんで、じゃあ過食嘔吐から拒食に変わったん?

(蘭)もうしんどかったから。

(旦那)なにが?

(蘭)過食するんが。体力的に。
いや過食するんがっていうか、吐くのがもうしんどかってん。一仕事やから、あれは。

(旦那)ガリガリになりすぎて体力が無くなってたってことやな。

(蘭)無くなって、ほんでもう、彼氏もおらへんし近くに。
ほんでそのエキスポ行った時も、多分あれ、すごいたまに会って行ったんやと思うねんな。
だからほとんど会ってなかったし、連絡もほんなにしてなかってんや、その頃になると。
ほんで、あのー、もう蘭ちゃんは廃人みたいな生活を送ってたワケよ。

(旦那)どういうこと?廃人って。家にずっとおったってこと?

(蘭)いや、仕事行って、ほんで…

(旦那)仕事も行ってたんや一応。

(蘭)うん、大阪行って。ほんでなんやろ?何もせず、食べずに帰ってきて、コーヒー飲みながらビデオ見ながらずーっとタバコとか吸ってたわけよ。
ほとんどもう入院生活みたいな。

(旦那)家で?

(蘭)家で。真っ暗にして。カーテン閉めきって。誰とも家族とも喋らず。

(旦那)ほんじゃあ親は心配するわな、そんなん。

(蘭)いやーもう蘭ちゃん、声かけてくれるなオーラみたいなん出してたから、その時はもうあんまり心配してたんかどうか知らんけど、もう会話もしてないし顔も見てないねんけど。もうほんまに、人が寝静まった時間に帰ってきてとか、もうあんまり顔合わせないようにしててんや、家族と。
ほんで、おじいちゃんが亡くなったんや。

(旦那)それはいつ?

(蘭)4月か5月に。

(旦那)高校卒業してからや。

(蘭)あ、そうそうそう。自分の進路も無かったわけよ、蘭ちゃん。

(旦那)フリーターしてたわけやな?アルバイトやから。

(蘭)そうそうそうそう。ほんで、亡くなって、ほんでお母さんとのある出来事があったわけや。お母さんとのやりとりが(笑)

(旦那)それ葬式行ったわけ?

(蘭)そう。葬式行って。蘭ちゃんそれ、出先で聞いたんや。お姉ちゃんから電話かかってきて「おじいちゃん亡くなったで」って。
で、帰ってきって言われて帰って行って、葬式行って。

(旦那)おじいちゃんは仲よかったん?

(蘭)いや別に。年に何回か会うくらいの人で。
で、まあ、その日の葬式の帰った後にお母さんとのやりとりがあって。
まあ「克服しましょう」ってことになったわけ。

(旦那)なるほど。じゃあそん時に、全部言うたわけ?

(蘭)何を?

(旦那)過食嘔吐してたとか

(蘭)ああそれは知ってるもん。お母さん。

(旦那)うーん、今の状況やね

(蘭)でもお母さんも、今まで怒ってたのを、そのー、助けなあかんっていう気持ちに切り替えたわけ。その日に。

(旦那)ほんなら放置してたんかな?自分でなんとかやるやろって。

(蘭)蘭ちゃんももう、なんやろ?言う事も聞かへんし、お母さんもお父さんのも。
聞かへんし、もうどうしようも無かったんちゃう?

(旦那)多分言うても逆効果やと思ってたんかもしれんな?反発するから…

(蘭)やし、もう聞かへんの分かってるし、もう声をかけられへんかったんやろな。

(旦那)だから蘭ちゃんが自主的に治そうと思うまでちょっと待ってたんかもしれんな。

(蘭)うんうんうん。
で、蘭ちゃんももう死ぬんちゃう?って思ったから、助けなあかんってお母さんも思ったんやと思うねん。そこで初めて。

(旦那)わかりました。
じゃあ次は、そのお母さんとのやりとりからで良いんじゃない?

(蘭)うん。そうやね。
なんか、その、それまでに分からんかった事とかある?仕事の事以外で。

(旦那)えー、その廃人生活ってのは、何ヶ月くらい続いとったん?

(蘭)うーん…3ヶ月くらいちゃう?

(旦那)その時って友達とかと会ってなかったん?

(蘭)会ってなかったんや。もうなんか縁切られとってんや、友達にも。

(旦那)ほんま。じゃあ何してたん?何が楽しかったん?

(蘭)スロット?

(旦那)スロット行ってたん?!

(蘭)うん。スロットして、パチンコっていうかスロットはずっと行っててんや、蘭ちゃん基本的に。時間が空けば。ボーっと出来るやんあんなん、何も考えずに。

(旦那)朝出て、バイトして、スロットとかやって、で夜に帰ってくるみたいな。
で、その間何にも食べてないん?コーヒーとかタバコ吸ったり…

(蘭)うん、そうそう。だからああいうスロットとか行ってたら食べんでいいやん?コーヒーとタバコ吸うみたいな感じでおったなあ。
あと服買いに行ったりとかかなあ、あと。ヘップファイブとかよく行ってたなあ。大阪やったら。

(旦那)ガリガリやったらどうなん?

(蘭)なんかヘップファイブから出て来た時にさ、あのー、「薬せえへん?」って言われたり(笑)覚せい剤常習者と間違えられて売人に声かけられたりとかあったな。
あとすっごい細い人が好きな人に、変なマニアみたいな人に声かけられたりもして…

(旦那)へ~、そんなんあんねや。

(蘭)そう。異常な。あと、なんかちょっと出会った人にすっごい泣かれたりした。
よう分からへんけど。なんか彼女がそれで死んだことがあるとか言って、なんかよう分からんけどそんなんとか。なんか、細い人にしか分からんあるあるがあったな、そこでは。

(旦那)うん、それなんかないん?他には。
その時の体型って誰もせえへんからな、なかなか。

(蘭)とりあえず、固いものには座れないし…

(旦那)痛いからなあ

(蘭)痛いから痛いから。とか、なんやろまあ、骨盤でスカート止めてたとか…
なんせパンツがようズレてたな。ユルユルやから。

(旦那)へ~。ちっちゃいパンツ無いん?

(蘭)いや、あんねんけど、もう女子のSSより細かってんや蘭ちゃん。
だからもうジーパンでも、専門の専門のとこ行かないと無いねん。欲しかってんけど。
普通にスキニーとか履いてもそれもブカブカみたいになるから、蘭ちゃんピタッとしたのが履きたかったんやんか。それを探すのにすごい一苦労したとか。
もう無いねんな、ウエストがほとんど。

(旦那)食べようと思わんかったん?
食べてちょっと太れば…

(蘭)無い。もう、太るとかもう怖かった。すごい。

(旦那)なんで怖い?

(蘭)分からへん。もうその時はもう…

(旦那)ちょっとくらい太っても大丈夫やん。

(蘭)そんなちょっとくらいがもう、ちょっと食べたら爆発するんちゃうかっていうのがあったから。
それやったら食べん方がいいわーって。

(旦那)爆発てどういうこと?

(蘭)ブワーって食べる?

(旦那)ブワーって食べたらいいんちゃうん?

(蘭)ほんで結局また吐くやん?しんどいやん?みたいな感じで、もう普通の食事っていうのが出来ひんかったから。もうちょっと食べたらスイッチが入ってたから、その時は。
だからもう、液体ばっかり。しかも液体でもカロリーが無い液体で、コーヒーにしても脂肪ゼロのミルク入れて、ノンシュガーの砂糖入れて飲んでたから。

(旦那)それって、自分は病気やと思ってたん?

(蘭)思ってない。

(旦那)まだ思ってなかったん?

(蘭)思ってない。だから、克服しようって思った時に、勉強しだしたん。勉強っていうか、自分の状態ってなんやろう?みたいな。

(旦那)それ拒食っていうのは思わなかったん?自分が。

(蘭)思わなかった。

(旦那)ふーん。でも食べてないからさ、拒食ってのは分かったんちゃう?

(蘭)でも自分を病気というカテゴリーにはめたくなかったから、病院も行かんかってんやんか。最初お母さんに病院行こうか?って言われてんけど、行きたくないって。

(旦那)なるほど。

(蘭)自分を認めたくなかったんやろな、きっと。

(旦那)うん、あるやろな。それはあるわ。

(蘭)うん。で、自分でなんとかしたいっていうことで、お母さんと頑張り出してんけど。

(旦那)風邪に吹かれたこと無いん?

(蘭)あーそうそうそうそう。
移動ドアが開かんかったり、台風の日に飛ばされそうになったりとかな。

(旦那)なるほど(笑)

(蘭)傘でこう、持っていかれるやん、ある程度。あれで、まあ結構風が強かったらもっていかれるやん?本気でポワーンと行く感じ。吹き飛ばされる感じ。とか。
とりあえず人にはジロジロ見られてたんや。

(旦那)それは、羨ましいじゃなくて…

(蘭)いや違う。「何?」「見た?今の…」「あの人見た?見て…」みたいな。
ヒソヒソヒソヒソみたいな。

(旦那)街中でたまーに見るよな。

(蘭)やっぱり二度見してしまうやん?そういうのって。見る人は。

(旦那)うん、そうやな。

(蘭)蘭ちゃん見んようにはしてるけど…

(旦那)俺も見んようにしてるわ。こういうことしてるからな。

(蘭)だから、そんな感じで蘭ちゃんも、「うわ~…気持ち悪い」っていう声が聞こえたりとか。

(旦那)え、それ聞こえたら嫌なん?やっぱ。

(蘭)なんか落ち込むなあ。

(旦那)あ、やっぱ嫌なんや。

(蘭)うん。「ああ、気持ち悪いんやなあ」って。でも、自分の裸とか見とったん、毎日。こう、骨がちゃんと見えてるかとかさ。体重計乗って…
あ、その時にもたまに吐く時があってん。拒食は拒食やったんやけど。
もうその時なんかは、バケツを一個用意して、バケツの中で吐いとった。

(旦那)どゆこと?なんで?

(蘭)なんでなん?なんでそんなことしてたんか分からへんけど…

(旦那)え、でも食べてなんやろ?食べてないのに吐いてたってこと?

(蘭)いや食べててんけど…なんか知らんけどバケツで吐いて、それを一気に流しに行ってた。

(旦那)トイレに?

(蘭)トイレじゃない、お風呂に。なんでそういうスタンスを取り出したんか知らんねんけど…

(旦那)めっちゃ臭いんちゃうん?

(蘭)うん、家の中。でもみんなが寝静まってからやってたから。

(旦那)え、じゃあ過食をしてたん?その時は。過食嘔吐をしてたん?

(蘭)ああそうそう。ただ単に過食嘔吐をしててんけど。

(旦那)そのやり方結構、あれやな。バケツに溜まっていくな。最後まで完吐きしてから持っていくって事?

(蘭)そう。

(旦那)へ~。

(蘭)なんでやろな?全部吐いたものが見えるからそうしてたんかな、蘭ちゃん。

(旦那)匂いとかすごくない?

(蘭)まあそんなんはもう慣れてるやん?ずっとやってるから。

(旦那)でも部屋に篭もるやん。

(蘭)ま、それはもうちゃんと換気扇したり、なんか対策は取っててんけど。
でもそんなんたまにやで。あの時は毎日してなかったから。でもそれでも、毎日拒食やのに下剤飲んどったからね、蘭ちゃん。
だからなんか何が出てんの?っていうくらいのウンチやったで。

(旦那)どういうこと?(笑)下痢みたいな感じ?

(蘭)下痢やねんけど、コレ何?ってうようなウンチやったな。よく分からんウンチやったで。

(旦那)どういうことよ(笑)どういうことかよく分からん(笑)

(蘭)イヤだから、もうなんか…液体のような…うん。

(旦那)へ~。でもそれでも良かったんやろ?

(蘭)それでももう、なんやろ、30キロ以下が嬉しいみたいな。

(旦那)嬉しかったん?

(蘭)嬉しいっていうか、保険みたいなカンジ。

(旦那)まあちょっと太ったとしても、30ちょいくらいやからOKみたいな保険を作っとったってこと?

(蘭)でももう凄かったで。その…ココ(手首)からココ(腕の付け根)までの細さが一緒やったし、ココ(肘部分)ぽこってなっててん。

(旦那)うん、あ~。

(蘭)もう骨!みたいな。

(旦那)足もそうなん?

(蘭)足もビーッビーッビーみたいなかんじで、これ(二の腕の細さ)くらいやった、足がホンマに。

(旦那)それを目指してたんじゃないん?

(蘭)目指してないねん。別に。そうなってしまったって感じ。
だから一番蘭ちゃんが良かったなって思うんが48キロくらいやってん。

(旦那)全然ちゃうなあ。

(蘭)そう。

(旦那)10キロ増やん。

(蘭)でも、48キロを維持するなんか無理やねん。普通の生活してたら。
あれは過食嘔吐してたから出来てたわけで。

(旦那)ふーん。だから、そこで、普通食嘔吐みたいに調整できる人も居るわけやん?

(蘭)うん、だから蘭ちゃんはどっちかというと100ゼロの人間やから、それは難しかった。

(旦那)なるほど。そこでも分かれるんやな、もしかして。

(蘭)うん、多分そうやと思うわ。だからユウキやったら出来るタイプやと思うわ。その維持を。

(旦那)(笑)あ~。

(蘭)そんなあのー、加速せえへんと思うで。自分をコントロールするっていうか。

(旦那)そうやな。うん。ヤバイなっていうのがすぐ分かるからな。

(蘭)うん、だからそこを上手いこと調節できるタイプと、一気にいっちゃうタイプ。

(旦那)追求しちゃうんや。

(蘭)うん。

(旦那)ストイックに。

(蘭)そう。ストイックになる。

(旦那)はい、わかりました。じゃあこの辺で。

(蘭)ハイ。

(旦那)ばいばい

終わり

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文字起こしライター

上記文字起こしは、のりぴよさんによってまとめられました。

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はじめまして。蘭と言います。1983年生まれ、現在は旦那さんと娘と息子の4人家族で神戸に住んでいます。その前までは、5年の過食嘔吐、嘔吐を辞めて完治するまで9年。全部で14年かけて摂食障害を克服しました。このサイトでは、皆の摂食障害体験を共有するアンケート、摂食障害経験者によるコラム、自由に書き込める摂食障害のための掲示板を管理しています。